NKB通信

『予兆から予知する経営を!』

NKB通信2012年1月31日号    代表取締役 社長 秦野浩行

昨年の日本は、1000年に一度の大地震に見舞われ、追い打ちをかけるかの如くタイ国の大水害で日本のサプライチェーンが壊滅し、 製造業の空洞化を一気に加速させた年でした。そして今年は、グローバル・国内的にも下記の歴史的出来事が予兆されています。

-2012年の予兆例-

○グローバル○
1.世界を動かしてきたG7国の影響力低下(首長クラスの選挙)
2.TPP参加による規制緩和の一気進展(欧米型の資本主義化)
3.ユーロ圏国の相次ぐ経済破綻による歴史的円高の進行
4.新興国(例:中国・インド)及びアメリカの経済失速
5.イスラエルによるイランの核施設攻撃による中東紛争の勃発

○日本国内○
1.消費増税を廻る政局の混乱
2.東日本大震災における復興の大幅遅れ
3.全54基の原子力発電所の停止による計画停電及び節電
4.企業向け、一般家庭向け電力料金の大幅値上げ
5.連鎖的地殻変動による大震災の連続発生(東海・首都圏)
6.国政選挙による政治空白期間の発生(毎年代わる日本国首相)


 これらの予兆に対し経営陣は、より研ぎ澄まされた感覚をもって経営リスク管理を強化し予知型の経営を推し進める必要があります。  既に大手企業では、大災害や超円高に対し、一早く分社化、海外調達比率アップ、M&A、事業再構築等の先手経営を打ち出し、  来るべき事態の超克力を強化しています。
その動きをご支援する形で弊社NKBは、この予知型経営力の強化に役立つ教育基本プログラムを緊急開発し、 貴社の実態に合わせ共同開発できる体制を整えました。

-予知型経営力の強化プログラム例-

1.2012年経営環境の危機予兆セミナー:何が起きるかを知る
2.予知型リスク管理経営法の修得と実践研修:先手機会解決力を強化
3.予知型の中長期経営計画の改革考動研修:達成の為の改革力を強化
4.予知型の事業構造(組織)改革研修:強い組織を短期に構築


 今年は、経営に必要な教育以上に不可欠な(自社存続に直結した)教育にウェイトを置き、来るべき事態に万全の体制で臨む必要があります。  それも、単にリスクを回避するのではなく、チャンス発想をもって積極的に勝ち残る経営の実践が重要です。  リスク管理経営の金科玉条とも言える“災い転じて福となす”の攻めの経営の1年にして頂ければ幸いです。


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