NKB通信

『成功する可能性の高い人は、
失敗の原因を自分自身に求めようとする!』

NKB通信2014年4月4日号  NKBグループ相談役 花井宏友

何と言っても今の最大の話題は、
4月より始まった消費税8%のことかと思われますが如何なものでしょうか。
しかしながら先進国の世界水準を見ましても10%以下は日本だけでかなり低いのも事実です。日本経済も昨年末までは調子よく推移したのが、年が明けると一変し株価は下がり各業界企業の業績期末利益も順調な成果を出しているにもかかわらず、北朝鮮、韓国、中国やロシアのウクライナ問題などにより世界情勢はいつどこで爆発するかわからない不安定な状況で日本経済への影響は避けられない。

 その様な中、この時期は各ご企業様にて希望に満ちた新入社員の皆さんを迎えられ、お手本となる先輩上司の方々も身の引き締まる思いでしょう。又配置転換など新部署で昨年度の反省も踏まえ今期こそは何としても目標を達成してやると意気込んでいる人も多いのではないでしょうか。
確かに「仕事・プライベート」どの世界でも自分の目標をきちんと持っていて着実に達成していくような人はなぜか輝いて見えます。そういう人は常に場当たり的ではなくそれなりの計画性を持って考え行動し戦略的人生を送っているのではないでしょうか。そしてまたどの部署に配置転換されてもそつなく何事も器用にこなし成果を上げられる羨ましい人はどんな頭脳構造になっているのでしょうか。
ただ単に知識とスキルの優れた人なのか、それだけではないはずです。日頃の全ての事に対しての問題意識とアンテナの高さ感性を持ち備えているのではないでしょうか。とにかく何事も自分の得意技に反射神経のごとく持ち込むことが出来る。
それは日頃の意識と訓練の他に何ものでもない。特にスマートさがなくても生き方がカッコよくなくても最終的には勝ってしまうのです。

 仕事の世界はスポーツの世界とよく似ているところは、勝ち負けがハッキリしているところだと思います。
「だからわかり易い」スポーツの世界においても同じことが言えます。
たとえば私がたまにやるサンデーテニスでは、どちらもすごいサーブやストロークで素晴らしいプレイをしており果たしてどちらが上手いのか、それは勝った方が上手いのはそのほかのスポーツでも同じはずです。仕事の世界でも色々と理屈をこねている人よりも業績(利益も含む)をより上げた方が力があるのです。その為には、見っとも無い単なる手柄どりにこだわるのではなく、組織力をフル活用し重要情報を共有化仕合その結果の成果が個人・会社全体の評価となるのです。

 それではスポーツも仕事の世界でも伸びる人はどこが違うのか。それはやはり「常に失敗の原因を自分に求めている人である」あの野球で有名な元監督の野村さんが「勝った試合にはまぐれもあるが負けた試合には必ず原因がある」しかもそれは自分自身もしくは自分のチームに原因があると、、

 私のメールの送り状の下段に一言「成功する可能性の高い人は、失敗の原因を自分自身に求めようとする!」とありますがこの文言は自分でも結構気に入っております。この考え方のいずれかでその人の人生が決まるといっても過言ではなかろうかと思います。
 本当に自分の幸せや成長を願う人は、家族や周りの人を大事にしようとします。他人への配慮又は対応も謙虚になるのではないでしょうか。今の自分の現状「経済力、家族、会社、友人関係」が大まかには今の自分の総合力だと考えてもいいのではないでしょうか。 しっかりと今の自分の立ち位置を認識し時には立ち振る舞いを考えてみるのも如何なものでしょうか。
 よく人生は後半から面白くなると言われますが、その事を期待してこれからの人生「仕事・プライベート」を楽しみたいと思います。

>>バックナンバーに戻る

お問い合わせフォーム
↑Page Top